// 教え その2
決して他者の笑い者になるな
愚か者はなんでも笑おうとする。たとえ相手が自分より優れていてもな。笑いは伝染し、すぐに皆がおまえのことを笑うようになる。よってこの歪んだ欲望の根源となっている者を一刻も早く攻撃し、その拡散を食い止めることが肝要なのだ。
// 教え その3
常に十分な休息を取れ
戦いや冒険は体力を消耗するものだ。しっかり休息すれば、身体は修復され、強さを取り戻す。長く休めば、それだけ強くなるのだ。
// 教え その4
過去は忘れろ
過去とは痛みをともなうものであり、そのことを考えてもみじめになるだけだ。そんなことよりも未来のことや、食べ物のことでも考えたほうがよい。
// 教え その5
力をもって力を制せ
相手が強い?だからどうした?ならば相手を上回る力で挑めばよい。そうすれば勝利はすぐに手に入る。
// 教え その6
自分の運命は自分で選べ
年よりどもはいう。われわれの運命は生まれた時から決められていると。だが吾輩はそれには同意しない。
// 教え その7
死を悲しむな
われわれが死ぬとき、物事はよくなるか、それとも悪くなるか?そんなことは知りようがない。だから死は悲しむ必要も、祝福する必要もない。
// 教え その8
単独で旅をしろ
他者は頼りにならんし、常に裏切る可能性を秘めている。よって旅の道連れはもつべきではない。
// 教え その9
自分の家はきれいにしろ
自分の家は、自分自身というもっとも大切なものを保管する場所だ。よって家を心地よく、清潔な場所に保つための努力をするべきである。
// 教え その10
自分の武器を手入れをおこたるな
吾輩は自らの武器"断命の釘"の切れ味が落ちないように、常に注意をはらっている。そうすることで、より容易に敵を切り裂くことができるからだ。
// 教え その11
母は常におまえを裏切る
これはその言葉どおりだ。説明はいらんな。
// 教え その12
自分の服を濡らすな
服が濡れた場合は、一刻も早く乾かせ。濡れた服を着るのは気持ち悪いし、病気になる可能性もあるからな。
// 教え その13
決して恐れるな
恐れは自らを停滞させるだけであり、恐れと向き合うのは大きな労力を必要とする。だからそもそも恐れないことが重要なのだ。
// 教え その14
自分より優れている者を敬え
もし自分より腕力または知力で優れている者がいれば、その者を敬うべきである。彼らを無視したり、笑ってはならん。
// 教え その15
敵は一撃でほうむれ
敵は一回の攻撃で倒すべきであり、それ以上の力を使うのはムダである。またその場合、攻撃を繰り出した数を数えれば、それがそのまま倒した敵の数になる。
// 教え その16
決してためらうな
一度決めたらうしろを振り返らず、やりとげろ。そうすれば多くのことを成しとげることができる。
// 教え その17
おのれの力を信じろ
常に信じられる相手、それが自分自身だ。たとえ他者に疑われても、自分の力を信じろ。そうすれば決して心が揺らぐことはない。
// 教え その18
暗闇の中に真実を見出せ
これはその言葉どおりだ。説明はいらんな。
// 教え その19
挑戦するなら、成功させろ
何かやろうとするなら、必ずそれを成功させろ。成功しないということはすなわち失敗ということだ!そのような事態はなにがなんでもさけろ。
// 教え その20
真実だけを語れ
誰かになにかを話すときは、真実を語ることが礼儀であり効果的である。だが真実を語ることは、ときに敵を生むこともあるから注意せよ。それは真実の代償とでもいうべきものだ。
// 教え その21
周辺の状況を把握せよ
地面だけを見て歩くことがないようにせよ!ときには上も見て、不意を突かれることがないように注意するのだ。
// 教え その22
巣を捨てよ
単独で動けるようになると、吾輩はすぐに故郷を捨てて旅に出た。だらだらと巣にとどまってはならん。あそこには、おまえの役に立つものはない。
// 教え その23
敵の弱点を見極めよ
あらゆる敵には弱点がある。殻にヒビが入っていたり、居眠りをしたりな。常に気をくばって敵を観察し、弱点を見出すのだ!
// 教え その24
敵の弱点を攻撃せよ
ひとつ前の教えに従って敵の弱点を見出したら、それを攻撃せよ。そうすれば即座に敵を倒せるだろう。
// 教え その25
自らの弱点を守れ
注意せよ。敵もおまえの弱点を探ってくる。よってそれを守らればならん。もっとも効果的な守り方はなにか?そもそも弱点をもたないことだ。
// 教え その26
モノに映った自分を信じるな
光沢のある表面などに、自分の顔が映ることがある。その顔はおまえの動きを真似、同じもののように見える。だがああいったものは信じるべきでないと、吾輩は考える。
// 教え その27
食べられるだけ食べろ
食事をするときは、食べられるだけ食べろ。そうすることでより多くの力をたくわえることができ、食事の頻度を減らすこともできる。
// 教え その28
暗闇をのぞきこむな
暗闇をのぞきこみ、そこに長い間なにも見出せずにすると、おまえの心は過去の記憶を呼び起こすようになる。教えその4でいったように、過去の記憶につかまるのはさけねばならん。
// 教え その29
方向感覚をみがけ
曲がりくねった洞穴の中を移動していると、道に迷いやすいものだ。すぐれた方向感覚を持つことは、自分の頭の中に魔法の地図をもつようなものであり、非常に役に立つ。
// 教え その30
約束を受け入れるな
他者の約束を信用するな。それらは常に破られるものだ。愛や結婚の約束などは特にさけねばならん。
// 教え その31
病は汚れの中に住む
汚い場所に長くいすぎると、病気になるものだ。誰かの家に滞在するときは、最高級の清潔さを家主に求めるようにしろ。
// 教え その32
名前には力がある
名前には力があり、名前をつけるということは、力をさずけるということでもある。吾輩は自分の釘に"断命の釘"という名をつけた。こいつは吾輩が考えた名前だから盗用するなよ!名前は自分で考えるものだ!
// 教え その33
敵を敬うな
敵を気づかうことは美徳でもなんでもない!自分に歯向かう者に対しては、尊敬も優しさも慈悲も必要ない!
// 教え その34
寝る直前に物を食べるな
これは情緒不安定と消化不良を引き起こす。まあ常識であろう。
// 教え その35
上は上であり、下は下である
暗闇の中にいると方向感覚が狂い、どっちが上かわからなくなるものだ。そんな時はこの教えを思い出せ。
// 教え その36
卵の殻は壊れやすい
これもまたその言葉のとおりだ。説明はいらぬな。
// 教え その37
借りてもよいが、決して貸すな
金を貸してそれを回収しても、なんの得にもならない。だがもし金を借りてそれを返さなかったら、そのまま自分の得になる。
// 教え その38
不可思議な力に注意せよ
この世にはわれわれを地面に向かって押しつける力が存在する。空中にいる時間が長いと、おまえはこの力によって地面に叩きつけられ、破壊されることになるぞ。気をつけるがいい!
// 教え その39
素早く食べ、ゆっくり飲め
自分の身体は繊細であり、よくよく考えて扱う必要がある。食べ物はできるだけ早く食べ、液体はゆっくりと摂取するのだ。
// 教え その40
自分自身が法である
他者によって書かれた法は、自分によって不都合または重荷になることがある。自らの欲求を唯一の法とせよ。
// 教え その41
嘘を見破るすべを身につけよ
他者がしゃべることは大抵嘘だ。かれらをよく観察し、その嘘が露呈するまで質問攻めにしろ。
// 教え その42
もっているジオは使え
中にはジオに執着し、墓場までもっていこうとする者もいる。だがジオは使えるときに使ったほうがよい。そうすることで、様々な楽しみを得ることができる。
// 教え その43
決して許すな
誰かが許しを求めてきたときは、たとえそれが兄弟であっても拒否しろ。誰であろうと、許しを得る資格などない。
// 教え その44
水の中では息ができん
水浴びは心地よいものだが、その中で息をしようとすれば、ひどいショックを受けることとなるだろう。
// 教え その45
ああ言ったらこう言うな
とにかく世の中にはああ言えばこう言う者というのがいる。だがなにかを言ったら、それで決まりなのだ。それ以外のなにものでもないのだ。わかったな!
// 教え その46
世界はおまえが思っているよりも小さい
若い時は世界は広大で、巨大なものに感じる。だが実際は思っているよりもずっと小さいものなのだ。世界の各地を旅してきた吾輩にはそれがわかる。
// 教え その47
自分の武器を作れ
自分に必要な武器は自分が一番よく知っている。吾輩は若いころに殻木から"断命の釘"を作り上げた。この釘は一度たりとも吾輩を裏切らなかったし、吾輩もまたこの釘を裏切っていない。
// 教え その48
火に注意しろ
火とは無謀にも踊る熱い精霊である。それはおまえを暖め、灯りをもたらすが、近づきすぎると身体を焼かれることになる。
// 教え その49
彫像に意味はない
彫像を敬うな!誰も吾輩やおまえの像を作ろうとはしない。ならなぜ他者の像などに関心をもつ必要がある?
// 教え その50
謎にこだわりすぎるな
この世界には謎かけのように見えるものが存在する。その答えがわからないようであれば、それ以上時間をムダにせず、次に進むがいい。
// 教え その51
無害なものなどない
この世界にあるあらゆるものは、おまえを害する可能性を秘めている。友、敵、怪物、悪路…あらゆるものに疑いをもて。
// 教え その52
父の嫉妬に気をつけろ
父というものは、自らが作り上げた子供が自分を上回ることを望まず、常に自分に従うことを望むものだ。よって自らの道を歩みたいと思うなら、父を打倒するか捨てねばならん。
// 教え その53
他者の願望を盗むな
あらゆる者はその心のうちに願望を秘めているものだ。たとえそれが垣間見えても、その願望を自分のものとして主張してはならぬ。それは決してよい結果を生まないだろう。
// 教え その54
なにかをしまうなら鍵をなくすな
永遠にしまっておけるモノなどない。よって鍵をなくしてはならぬ。いつかは隠しておいたものを取り出さねばならぬときが来るはずだ。
// 教え その55
誰に対しても頭を下げるな
この世界には自らの意思を他者に押し付ける者がいる。やつらはおまえの食べ物や土地や身体やその考えすら所有していると主張するのだ!だがそんなやつらにそんな資格などない。決してやつらに頭など下げず、命令にも従うな。
// 教え その56
夢を見るな
夢は危険なものだ。自分のものではない、奇妙な考えが精神に入り込んでくる。そしてそれを拒絶すれば、身体が病で犯される!だから夢などそもそも見ないほうがよいのだ。吾輩のようにな。
// 教え その57
すべての教えに従え
なにより重要なのは、これらすべての教えを記憶し、忠実に従うことだ!フム、吾輩がいったことを本当に全部聞いていたか?よし、もう一度"ゾートの57の教え"を繰り返してやろう!
// 教え その1(ループ開始)
常に戦いに勝利しろ
敗北はおまえになにも与えず、何も教えない。戦うなら勝て。勝てないなら戦うな。